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2008 F1 – 9th –

2008 年 7 月 13 日

イギリスGP シルバーストン・サーキット
F1発祥の伝統の地。
もとはイギリス空軍の飛行場だったためコースは平坦で、いまだにトラック内部に滑走路が存在する。
高速テクニカルコースとして知られ、第一コーナー後の高速な連続S字からのストレートはオーバーテイクの重要ポイントといえる。
また、イギリス特有の変わりやすい天気味方につけることが勝利の鍵ともいえる。

予選からぐずついた空模様でそのなか、マクラーレンのコバライネンが自身初となるポールポジションを獲得。
レッドブルのウェーバーがチーム初の1列目2位スタートを獲得という快挙を遂げていました。
われらがライコネンは2列目3番手。
マッサにいたってはピット作業の遅れか何なのか、タイムアタックをしようと思ったら時間切れで9位スタート。


で、レース本番。
開始から雨が降る中、全車スタンダードウェットタイヤを装着。
スタート直後はコバライネンとウェーバーに行く手を阻まれハミルトンに先を許すものの、ウェーバーを抜き3位走行。
ハミルトンはその後コバライネンを抜きそのコバライネンにライコネンが引っかかりペースが伸びず、ハミルトンの独走状態になると思いきやコバライネンがスピンし、ペースを取り戻したライコネンがハミルトンに襲い掛かる。
そのころにはそろそろ第一スティントが終了で、ハミルとライコが同時ピットイン。
マクラーレンは通常通りにタイヤ交換。フェラーリ勢はこの後天候は回復するとふみタイヤ交換をせずに賭けに出る。

と。これが運命の分かれ道でした。
その後天気は回復するどころか雨脚は強まっていく。。
ライコネンのペースはどんどん悪くなりコバライネン、ハイドフェルドに抜かされる。ハイドはこの際コバライネンもかわして2位浮上。

で、結局その後フェラーリは作戦を変更し変則2ストップとするも、1回目の作戦があだとなりライコネンは一周遅れで4位フィニッシュ。
マッサは5回スピンでトップ2周遅れで最下位13位フィニッシュ。

なんていうか、今年から監督がトッドからドメニカリ変わったフェラーリですが、勝てるレースでまったく勝てない。
車は速いのに作戦が悪い。とくに雨のレースがよろしくない。ひいき目に見てライコネン単独で10ポイントは失ってる。
イタリアの新聞に「プロの天気予報士急募。お問い合わせはこちら。」と実在のフェラーリ本社の住所までかかれる始末。
思い起こせば、モナコのスタート時、ライコネンのマシンから離れる時間が遅くてペナルティもらったり、フランスではピットに入ったのにエキゾーストノズルを放置したり、今回ではマッサのピット作業が遅くて予選に遅れたり、統率がグダグダとしか思えない。

とはいえこれだけリタイヤしたり表彰台を逃しているのに、フェラーリドライバー二人がドライバーズポイントで同率1位。
(フィニッシュ順位によりハミルトンが優先)
コンストラクターズでは単独1位。
これだけイライラした1位ってどうなんだろう。
ハミルトンも含めそれだけほかのドライバーもふがいないってことなんだろうけど。。。

レースもちょうど折り返し。
後半戦はもっとちゃんと走ってちゃんとバトルして、そして勝ってほしいものです。

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