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2009 F1 Rd.6 – モナコ –

2009 年 5 月 26 日

スペインではKERSを使う前に壊れてしまい、どれほど効果があったのかわからずじまいだったけど、このモナコは低速テクニカルであるため車体重量差によるラップスピードの変化の少ないこともあり、今度こそKERSの真価が問われるレースとなるはずだったが。。。

やっぱりKERSはいらねんじゃね?

ヨーロッパラウンド入って、というか、モナコでフェラーリは3-4位フィニッシュと復調。
しかし、レース内容ではライコネンはスタート失敗で順位をひとつ落とし、バリチェロの後ろについてしまい、マッサにいたっては、明らかに遅かったKERS非搭載のベッテルに先を行かれても、唯一といっていいトンネル(高速コーナー)明けのシケインで抜くこともできなかったりとアドバンテージのはずだったものが機能していない。
結果論だけどフェラーリはKERSを過大評価してるんだろうか?
かくいう私もモナコが終わるまではKERSに少なからず期待はしてた一人ではあるんだけども、KERS推進派だったBMWも下ろしているしな。。。

でもフェラーリのチーム戦略は今までと違い、第1スティントでペースの上がらないバリチェロに行く手を阻まれたライコネンを、予定より早いピットストップで送り出すとか、戦略の変更が的確かつすばやかったので改善したように見えたね。

しかし、バトンの2回目ピットストップでマッサの前に出て、結果バリチェロを援護してるとか、ロス・ブラウンの戦略のほうが一枚上手。
もうね、神がかってるとしか思えない。

結果、バトンは(ピットイン中など暫定では順位を落とすも)始終トップを守りきり、またもポールトゥウィンで、4度目の優勝。チームとしては3度目の1-2フィニッシュ。
ライコネンはチームとしても今季初の表彰台獲得するも、ライコネンとバトンのポイント差は42pt。コンストラクターズポイントでは69ptと大きく水をあけられているという。
ライコネンの自力ワールドチャンプはすでに消えており、チームメイトの援護があったとしても残り11レースを優勝し続け、バトンが残りすべてを3位以下にしなければならない。シーズンがまだ長いとはいえ絶望ですねぇ。。。

まぁ、来年も今までのようにレースが開催されるかどうかは(政治的に)疑問なんですけどね。

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