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F1 2007 第16戦

2007 年 10 月 9 日

上海インターナショナル・サーキット
週末、石垣島に大打撃を与えた台風15号が近づく中開催された中国GPでしたが
途中途中、雨は降ったものの混乱を与えるほどの雨ではなくタイヤ選びも含め
なかなか面白いレースでした。
始めのうちは路面がぬれているせいか、ペースが上がらず少し退屈なレースだったけれど
一回目のピットストップからしばらくしてからレースは大きく動くのでした。
今思えば、この一回目のピットストップがレースの展開を決めたのかもしれませんね。


一回目のピットストップでハミルトンがタイヤ交換を行わなかったのを見て
アロンソ、ライコネン、マッサもタイヤ交換を行わず給油のみで第2スティントへ突入。
二回目のピットストップを迎える中25周目あたりから思いがけない出来事が発生。
トップを快走していたはずのハミルトンがみるみるペースダウン。
26周目には後ろを行くライコネンにかわされ2番手におち、
それでもスケジュールどおり周回を重ね、そうこうしているうちにリアタイヤのトレッド面が
磨耗ではがれ、下地まで見える状況に。
限界のタイヤのまま周回をこなし、31周目で2回目のピットストップをするため
ピットレーンに入るけれどオーバーラン。
グラベルにつかまりそのままリタイヤ。
マクラーレンももう1周早くピットに入れるべきだったとコメントしているけれど、
チームもあんなに磨耗が激しいとは考えていなかったのかもしれません。
なぜなら、トップ4は同じタイヤで同じ周回数以上走っているのに、ハミルトン以外の
車のタイヤにはそこまで深刻なダメージは無いのに、ハミルトンのタイヤだけあれほど
傷んでいたから。それだけ激しい走りをしていたって事なんでしょうか。
まぁ、ピットストップでオーバーランしたのも進入速度が高すぎたためアンダーステアになったんだろうし、
それを考えると各コーナーでの進入速度も限界以上で突入していたのかもしれない。
しかし、トレッド面がはがれてたのによくバーストせずにピットロード入り口までたどり着いたなぁ。
ある意味奇跡ですね。
奇跡といえば、前回GPでアロンソがノーポイントで終了し、ほぼアロンソがチャンピオンシップから脱落と思えたけど
12ptリードだったハミルトンは今回ノーポイント、アロンソが8ptゲットでその差4ptまで再びつめ、
そしてライコネンも優勝し10ptゲットでハミルトンとの差は7ptまで接近。
まさかこんなドラマチックなことになるとは思いもよらなかっただけに次回グランプリが待ち遠しいですね。

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