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ファイバー

2008 年 7 月 29 日

ファイバーといっても食物繊維じゃありません。光ファイバのお話。

現在、契約先の某ISPに常駐して仕事をしており、ここにも当然のごとく
OTDRとよばれる、光ファイバケーブルの品質測定器があるのです。
今日はこれからそれを使いサイトのマルチモードファイバの光品質を
計測に行くんだとか。
それに先立って、キャリブレーションをオフィスで行っていたわけです。

まぁ、そのあたりまではISPでよくある風景なのですが。。。

「あれ。。-30dBmって値が低すぎないか。別のファイバもってこい」(通常 -1dbm~-7dbmあたり)
とか
「シングルの設定だと問題ないのにマルチだと値が異常に低い。。。」
とか
「値が正しく取れない。今日は回線這わせるだけで計測はまた今度だな」
言って最終的にあきらめておりました。

と。その方々の手元を見ると、使用していたのはすべてシングルモードファイバ(黄)だったというオチ。
シングルモードファイバはディファクトスタンダードで黄色、ごくまれに黒。
マルチは若草色や橙、青、黒などで黄色いマルチケーブルは無かったはず。
光線の違いでファイバを使い分けるのは、ISP技術者では基礎レベル的な話じゃななかったのかなーと思った一日。

ちなみに私は客先への常駐という立場で、あまりうかつなことを発言するようなこともできないし、生温かく見守ることにしていましたとさ。。


# シングルモードは光ファイバの中でもコア径が細く、
# 一本の強力な光(レーザー)を通すことができる。
## マルチモードはコアが比較的太く、複数の光を重ね合わせて
## 通すことができる。
### シングルモードのほうが高速な通信が行える(10Gbps = 10,000Mbps)。
### それぞれは機器を介さない相互利用は不可

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